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2022年3月22日火曜日

〇大陸で乗客乗客132人乗りの東方航空社の737型旅客機がほぼ垂直に墜落


中国で大規模な航空機墜落事故が発生しました



中国東方航空のボーイング737─800旅客機が21日、
中国南部の山岳地帯に墜落。乗客・乗客132人が
搭乗していた。/ロイターより



飛行機の墜落はそれなりにありますが
今回の墜落事故は上空から落下してくる様子が
捉えられておりかなりな異常事態だったことがわかります


それは機首を下にして真っ逆さまにダイブ/降下
している点です

何故こんな状態になったのか?
 理由は明白です
それは主翼が揚力Lを発生していないからです



そのために旅客機はまるで先の尖った金属製の
シリンダーのように地上に落下して激突しています

ではなぜ揚力Lを発生していないのか?
この問いは この画像だけで答えるのは難しいです

ただ 幾つか推定は可能でしょう

迎角αの問題



迎角というのは ごく簡単にいえば主翼の向きの角度で
これがマイナスからプラスまでその機体の限度を超えると
ストール/失速を起こします
失速というのは速度がなくなるというより流体が剥離して
揚力が発生しなくなることです


推力の問題
エンジントラブルも多くの事故に見られます
揚力L=ρUΓ で表せますがこのΓは流体の循環です
エンジン推力によって適度な速度を発生しないと
この流体の循環が保てません


※現在 最新の戦闘機に広がりつつあるベクタードノズル
(J-20などの中国機にはついてない)推力偏向ノズルがあれば 
普通なら失速してしまう姿勢でも飛行が続けられるとの
報告もあります




主翼の問題
当然のことながら翼が無ければ揚力は発生しません
ロケットやミサイルなら推力Tがあれば飛べますが
飛行機は翼が命です

主翼が損傷していれば当然 事故がおきるでしょう


制御系の問題

これはパイロットの操縦ミス
また姿勢制御系のシステムトラブルです
もともとの737型は とても優秀な旅客機でしたが
事故が続いた737MAX型は改修によって機体重心等の
バランスに問題を抱え補正するためのソフトにも
不具合があったとされています


それでちょっととんでもない数値がでています



解析によると 墜落時に9,4km/mの速度が出たとあります
これは時速にして3384km/h 音速換算するとマッハ2.7
を超える速度です

経済効果から亜音速飛行想定のジェット旅客機には
とても耐えられない高速度で墜落したようですが
落下の様子から判断すると生存者はどうなんでしょうかねぇ?

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2019年12月18日水曜日

ボーイング社の新型737 MAX型機 一時生産停止へ 広がる影響



ついにボーイング社の新型737 MAXの
一時生産停止が決定しました
墜落事故以来 ボ社の株価も下落してきましたが
生産停止の余波は更に広がっています

GEにも大きな痛手
米航空機大手ボーイングが新型機「737 MAX」の
生産停止を決定したことは、米ゼネラル
エレクトリック(GE)のキャッシュフローに
大きな痛手となる公算が大きい。
737MAX問題はこれまで既にGEの財務状況を
圧迫している。

737 MAX用のCFMインターナショナルCFM56エンジンの内部構造

GEはフランスの防衛大手サフランとの
合弁会社を通じ、全てのMAX型機向けエンジン
製造している。ボーイングは4月、生産機数を
月間52機から42機に削減。
これを受け、GEのキャッシュフローは
四半期で4億ドル(約440億円)減少した

生産停止は長期化すればGEのキャッシュフロー
を一段と減少させる恐れがある。
現にアナリストらは、航空機の製造中の
ような支払いをGEが受け取れなくなると
警告した/WSJより

ANAも導入予定
同型機の最新のグラスコクピット

この737 MAX 8については ANAホールディングス
ANAHDも すでに20機が確定発注で残り10機が
オプションという状況です
ただ 今回の欠陥についてボ社では
わりと早い段階で把握していたのではないか?
ということも言われています

米ボーイング、16年に欠陥認識か 

エチオピア航空302便の同型機による事故


米ボーイングのテストパイロットが、
2度の墜落事故を起こした小型機「737MAX」の
欠陥について、2016年の時点で認識していた
可能性があると報じた。
事故原因とされる機体制御システムの問題を
指摘するメッセージを同僚に送っていたという
/ロイターより

これまでの各種報道から 管理者の立てた推論です

見えてきた要因

a ボ社は737型を改良するために 効率の良い
 CFMインターナショナル社製ジェットエンジン
 LEAP-1Bのファン直径68.1in /173 cmタイプを
 選択した(これにより直径が16cm大きくなる)

b 737型の脚の長さでは このエンジンを
 主翼下に収めることができず 前縁よりも
 かなり前に飛び出したレイアウトとなった

(C-2など大型輸送機に なぜ高翼機が多いかは
 このエンジンの地上とのクリアランスの
 こともあるわけです)

c そのために機体全体のバランスが変化し
 飛行中に機首上げ状態になりやすくなった

d そして それを補正するためにMCASが
 機首下げのコントロールをして 過度な
 迎え角を取らないようにするはずが 
 そこに不備 またはトラブルが発生した
 
二件の墜落事故は いずれも離陸から間もなく
発生しています
このように 過度な機首上げでAoA/迎え角が
大きくなりすぎると失速して揚力も失い墜落します
(戦闘機なら 余剰推力が大きいので垂直方向でも
ほぼ推力だけでロケット同様に上昇できる)

逆に 高度も無いのに 過度な機首下げに
なれば こちらも地面に激突します

ちょっと古い数値ですけど ジャンボのエンジンは
7t程度でしたから 双発なら14tぐらいになります
737MAXは乾燥重量で70t前後ですから 約二割の
質量の配置が変わることになるわけです

こうしてみるといまのところ これらの説が
有力かなという気がします

むろん ボ社は旅客機の老舗中の老舗なので
十分な対策はとったと思われますし 
737型も1967年の初飛行以来 一万4500機以上が
作られ飛行してきた傑作旅客機です

NASAが使用していた初期型

ピッチアップのこともわかっていたようですから 
想定しなかったなんらかの不具合が重なったとも
考えられます
完全な改修がなされれば 復活するものと
思っています

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