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2019年12月18日水曜日

ボーイング社の新型737 MAX型機 一時生産停止へ 広がる影響



ついにボーイング社の新型737 MAXの
一時生産停止が決定しました
墜落事故以来 ボ社の株価も下落してきましたが
生産停止の余波は更に広がっています

GEにも大きな痛手
米航空機大手ボーイングが新型機「737 MAX」の
生産停止を決定したことは、米ゼネラル
エレクトリック(GE)のキャッシュフローに
大きな痛手となる公算が大きい。
737MAX問題はこれまで既にGEの財務状況を
圧迫している。

737 MAX用のCFMインターナショナルCFM56エンジンの内部構造

GEはフランスの防衛大手サフランとの
合弁会社を通じ、全てのMAX型機向けエンジン
製造している。ボーイングは4月、生産機数を
月間52機から42機に削減。
これを受け、GEのキャッシュフローは
四半期で4億ドル(約440億円)減少した

生産停止は長期化すればGEのキャッシュフロー
を一段と減少させる恐れがある。
現にアナリストらは、航空機の製造中の
ような支払いをGEが受け取れなくなると
警告した/WSJより

ANAも導入予定
同型機の最新のグラスコクピット

この737 MAX 8については ANAホールディングス
ANAHDも すでに20機が確定発注で残り10機が
オプションという状況です
ただ 今回の欠陥についてボ社では
わりと早い段階で把握していたのではないか?
ということも言われています

米ボーイング、16年に欠陥認識か 

エチオピア航空302便の同型機による事故


米ボーイングのテストパイロットが、
2度の墜落事故を起こした小型機「737MAX」の
欠陥について、2016年の時点で認識していた
可能性があると報じた。
事故原因とされる機体制御システムの問題を
指摘するメッセージを同僚に送っていたという
/ロイターより

これまでの各種報道から 管理者の立てた推論です

見えてきた要因

a ボ社は737型を改良するために 効率の良い
 CFMインターナショナル社製ジェットエンジン
 LEAP-1Bのファン直径68.1in /173 cmタイプを
 選択した(これにより直径が16cm大きくなる)

b 737型の脚の長さでは このエンジンを
 主翼下に収めることができず 前縁よりも
 かなり前に飛び出したレイアウトとなった

(C-2など大型輸送機に なぜ高翼機が多いかは
 このエンジンの地上とのクリアランスの
 こともあるわけです)

c そのために機体全体のバランスが変化し
 飛行中に機首上げ状態になりやすくなった

d そして それを補正するためにMCASが
 機首下げのコントロールをして 過度な
 迎え角を取らないようにするはずが 
 そこに不備 またはトラブルが発生した
 
二件の墜落事故は いずれも離陸から間もなく
発生しています
このように 過度な機首上げでAoA/迎え角が
大きくなりすぎると失速して揚力も失い墜落します
(戦闘機なら 余剰推力が大きいので垂直方向でも
ほぼ推力だけでロケット同様に上昇できる)

逆に 高度も無いのに 過度な機首下げに
なれば こちらも地面に激突します

ちょっと古い数値ですけど ジャンボのエンジンは
7t程度でしたから 双発なら14tぐらいになります
737MAXは乾燥重量で70t前後ですから 約二割の
質量の配置が変わることになるわけです

こうしてみるといまのところ これらの説が
有力かなという気がします

むろん ボ社は旅客機の老舗中の老舗なので
十分な対策はとったと思われますし 
737型も1967年の初飛行以来 一万4500機以上が
作られ飛行してきた傑作旅客機です

NASAが使用していた初期型

ピッチアップのこともわかっていたようですから 
想定しなかったなんらかの不具合が重なったとも
考えられます
完全な改修がなされれば 復活するものと
思っています

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2019年12月16日月曜日

日本の中国好感度 わずか15%程度 欧米でも対中感情が悪化へ


日本と世界で行われた中国への好感度チェックが
かなり凄い結果となりました

「良い」印象、たったの15%… 
世論調査に表れた日本人の中国不信


15%-。9月に実施された世論調査で
中国に「良い」印象を持つと答えた
日本人の割合だ。

日中両国は6月の首脳会談で、「自由で
公正な貿易体制」を協調して発展させる
ことを確認し、「世界の平和と安定」に
肩を並べて貢献していくと謳った
にもかかわらず、この数字である。


世論調査の細目から読み取れるのは、
国際規範を逸脱した行動を繰り返す
中国を本当に信頼できるのか-
という日本人の素朴な疑問だ。
言論NPO調べ/サンケイより


中国外交官は"低くてショック"と
言ったそうですが この低い数字は
むしろ当然でしょう

尖閣へ連日の中国の船舶が出現したり
香港での市民への暴力などを見れば
好感度が上がると思っているほうが
異常でしょう
しかもこの傾向は日本だけでなく
欧米でも顕著になってきています

対中感情が欧米で悪化、米加は過去最悪

一方 世界全体で見ると中国への
好感度は二極化しつつあるように
見えます

つまり嫌う国はより中国への忌避する
感情が高くなり 好意を持つ国はより
接近しているということです
具体的に見ていきましょう

中国を好ましくない国と答えた人の割合
アメリカで60%、カナダで67%となり、
それぞれ過去最高
日本では85%、スウェーデンでは70%、
フランスでは62%

中国への好感度の上がった国
イスラエルとポーランドでは11pt増加した。
ロシア、中東・アフリカ、中南米では
相変わらず好感度は高め

世界全体では総合すると嫌う国が41% 
好ましい国と思っているのが40%と
ほぼ拮抗するというおもしろい結果に
なっています

ただ好む国であっても好感度全体のptは
低下傾向ということはあります
例えばインドネシアでも17ptも下落しました
ピュー・リサーチセンター調べ/newsweekより

「アメリカ人の中国に対する見方は
どんどんネガティブになっている」

アメリカでは 中国を最大の脅威に挙げる
人が2007年より2倍に増えているようです


それだけではない影響

更にこうした影響は中国人の多く集まるところを
避けたり 中国製品の忌避行動に広がっています

※関連記事
4年連続で減少、日本人の「京都離れ」が始まった
2018年に京都市内の主要ホテルに泊まった
日本人客が前年比9.4%減で、4年連続のマイナス

中国製品不買行動
米下院外交委員会テッド・ヨーホー委員長は
中国の横暴を許す唯一のものは「資金」だとし、
圧力をかけるため、中国製品不買を呼び掛けた

しかし 大陸内でも中共の暴政に苦しんでいる
"人民"は多くいます 憎むべきは中共のやり方です

香港で民主派が掲げた 天滅中共 
この言葉を共有すべきでしょう

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2019年11月9日土曜日

米国 ウイグル問題で中国を非難 中共 顔に泥を塗られたと激昂


今回は政治面をいきます 中国でのウイグル族へ
の処遇に関して米国と中共が激しく対立しました


ポンペオ米国務長官
中国によるウイグル族弾圧をやめるよう声明

ポンペオ米国務長官は中共による
イスラム教少数民族ウイグル族への
人権弾圧に関し声明を発表した。

ポンペオ氏は、中国当局によるウイグル族
活動家の親族や、自治区の収容施設での
体験談を発表した出所者に対する
嫌がらせや投獄、恣意(しい)的な
拘束が相次いでいるとする複数の報告が
あり「深く苦悩している」と表明した。

ポンペオ氏は、こうした迫害が
「国務省高官との面会直後に起きた
事例が複数回ある」と指摘。
「中国共産党による弾圧政策の犠牲と
なった勇敢な人々やその家族に対し、
心からの弔意を表する」とした。


その上で、「米国は中国政府に対し、
中国国外に住するウイグル族に対する
全ての迫害をやめ、恣意的に拘束された
全ての人々を解放するよう改めて要求する」
と訴えた。/snjpn.netより

こうした宣言の元で アメリカは口先だけ
でなく すでに幾つかの手を打っています
まず ビザ発給の制限です

ウイグル弾圧に米国“中国政府高官や
中共幹部へビザ発給制限”のムチ 



トランプ政権は中国による少数民族の
弾圧をめぐり、中国政府の関係者らに
ビザの発給を制限すると発表した。

アメリカ国務省によると、ビザ発給の
制限対象となるのは、新疆(しんきょう)
ウイグル自治区での少数民族の弾圧に
責任があると判断された中国政府や
中国共産党の関係者。

流失したウイグル人連行動画の一部

中国内の新疆ウイグル自治区にある
“再教育施設”には、イスラム教徒を
多数派とするウイグル族が大量に
強制収容され、ウイグルの文化宗教戒律
などを徹底的に否定するような教育を
受けているとされている。
“共産党の教義に洗脳するための
場所”として国際的に非難される
一方、中国は「あくまで自発的な
職業訓練センターで、テロリズムと
闘っている」としている。

収容者数百人の“連行動画”も流出

そんな中、いま国外のウイグル族
の間で話題になっているという
動画がある。

職業訓練施設に行くようには 見えないですねぇ

そこには、収容者数百人を目隠しで
連行しているとみられる様子が映って
おり、再教育施設から刑務所に移
際の映像ではないかということだ。
CNNより抜粋

さらに中国製監視カメラ等への
規制については ↓過去記事を見てください

関連記事
日本/外国為替法の改正 
米国/監視カメラ禁輸 中国を念頭にした規制強化


こうした一連の動きに中国は顔真っ赤で
激しく反発しています
 
米の入国ビザ発給制限、中共が強く反発
閉嘴美国国務卿! だいたいこんな感じ
トランプ政権がウイグル人権弾圧に
関与したとして中国当局者などの米国
への入国ビザの発給制限を発表した
ことを受け、中国政府は「内政干渉だ」
と強く反発しています。

「新疆のことは完全に中国の内政だ。
いかなる国も干渉する権利はない。
新疆ではアメリカが言っている
人権問題は存在しない
事実を顧みずに中国の顔に泥を塗り、
テロ対策を妨害しようとしている」と、
アメリカを批判しました
by 中国外務省 耿爽 報道官


しかし 中共がどういい逃れようと
国連でさえ ウイグル人が百万単位で
不当に拘束されていることを認めています

そんなに有益で ウイグルのためになる
施設なら国連などの査察団を受け入れて
世界に内情を見せたらいいんじゃないですかね?

また こんな指導者を国賓として招いたら
日本の戦後民主主義も偽善だったと認める
ようなものではないですかねぇ


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2019年10月17日木曜日

逃亡犯条例改正案の正式撤回へ 米国でも香港人権民主法案等が成立


民主派市民と中共系警察との混乱の続いている
香港情勢ですが ようやく逃亡犯条例改正案の
撤回となりそうです


逃亡犯条例改正案の正式撤回へ

香港の立法会(議会)の新会期が16日午前11時
に始まり、政府は4カ月以上続く抗議活動の発端と
なった「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を宣言する。

住民側は普通選挙実施など要求を拡大。
20日には大規模デモが予定されており、
混乱収束は見通せない。

改正案は、犯罪人引き渡し協定を結んでいない
中国本土や台湾などに香港当局が拘束した
容疑者を引き渡せる内容で、香港政府は4月に
立法会に提出した。
住民側は中国に批判的な活動家らが本土に
引き渡される恐れがあるとして反発/共同より

前に撤回の話が報道されたときは 
実は改正案の撤回の審議に入り
非決 可決のいずれかを選ぶという
意味でした

これでは中共の息のかかった議員が
過半数を占める香港議会で撤回否決と
なるのは目に見えていたので 
市民らの抗議デモが続いていたわけです

さらに米国で 香港民主派を支援する
法案が可決し一応 これ以上の中共の
介入への歯止めの一助となりそうです

アメリカ下院で「香港人権民主法案」
「香港保護法案」「香港支持決議」が可決へ


アメリカの下院は香港の人権弾圧に
関与した官僚を制裁できる「香港人権民主法案」、
香港警察に武器販売を禁止する「香港保護法案」、
香港人のデモの権利を支持する「香港支持決議」
を可決しました。

恥ずべき日本の対応

アメリカ以外の西欧諸国や日本にも、何らかの
行動を起こしていただくことはできないでしょうか。

これは香港民主派リーダーの一人周庭氏の
ツィートです しかし 残念ながら日本の
自民公明の政権中枢には多くの親中派が
悪瘤の如く増殖し 香港や大陸民主派などの
ことは眼中にもありません

もう売国スケジュールでお腹いっぱいの状況です

二階氏が訪中 習近平国家主席と会談で調整 

二階氏は甘粛省敦煌で開かれる自民、公明両党と
中国共産党による「日中与党交流協議会」に
出席するため訪中する予定。/サンケイより

日本はことあるごとに 戦前 戦中のことを
責められてきました だったらなぜ今
中共の暴圧に苦しむアジアの市民らと民主主義の
ために戦わないのか?
これでは戦前 戦中の政府とかわらないでしょう



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