ファーウェイ関連会社 企業秘密を盗む
中国のファーウェイの元従業員が共同で
創業した会社 CNEXから企業秘密を
盗み出したとの評決が米テキサス州
シャーマンの連邦地裁で下された。
両社はデータ記憶装置に関する内部の
情報が盗まれたと互いに主張していた。
3週間に及んだ裁判ではファーウェイが
世界的なテクノロジー業界において
ルール違反を繰り返しているとの
見方を裏付ける結論が出された。
これが共同で設立されたチップ製造会社 |
重要なスマートフォン試験テクノロジーを同社が
TモバイルUSから盗んだとして提訴している。
ファーウェイが自社の企業秘密が盗まれたと
訴えるのは珍しい/bloombergより
この訴訟のおもしろい点は ファーウェイと
共同して作った企業の双方が機密を盗んだと
訴えあったことです
しかし その過程でルールを破る行為が
日常的に行われていたことが判明しました
ソーシャルエンジニアリングの手口
ファーウェイが使ったとされる手法は
大掛かりなソーシャルエンジニアリング
/ソーシャルハッキングと呼ばれる手口でした
これはネットからのハックなどと違い
実際に工作担当の人間が電話 メール
更にターゲットに直接 接触して情報を
奪ったり クラックさせたりする手法です
特にパスワードを覗き見するというやり方は
単純なのに かなりな被害者を出しています
今回もまず華為の送り込んだエンジニアが
2016年6月に見込みの顧客になりすまして
ターゲットであるCNEXの幹部と会見して
企業秘密情報を入手しました。
それから そのエンジニアはCNEX社に
関するレポートを作成し、ファーウェイの
チップを開発する子会社であるHiSiliconに
渡しています
対立するライバル会社に対してならまだしも
共同で設立した会社にすら こんな手口を使う
本当に闇が深い連中だと思いますよ┐(´д`)┌ヤレヤレ
この他にも ファーウェイの絡んだ案件は
いくつも判明しています
ファーウェイの複数の従業員
中国軍の研究活動に協力していた
これは中国人民解放軍の情報系部隊
61398部隊の入っているとされる上海のビル
|
米国は安全保障上の懸念を理由にファーウェイの
通信機器を採用しないよう各国に働きかけている。
一部社員の中国軍との関わりが明らかになったことで、
ファーウェイ製品の排除が広がる可能性がある。
米ブルームバーグ通信によると、過去10年間で
無線通信やAIなど少なくとも10件の研究について、
ファーウェイの複数の従業員が中国軍に協力していた。
同社は報道を受け「中国軍の関連組織に研究開発で
協力することはない」との声明を発表した。
「従業員が個人として研究論文を発表している
ことには関知していない」とした。
ファーウェイの創業者である任正非CEOは、
会社設立前に中国軍工兵部隊の経歴を持つ。
米政府はファーウェイの通信機器に情報を抜き取る
「バックドア(裏口)」が仕込まれ、中国政府や
中国軍に利用される恐れがあるとの懸念を抱いている。
日経より
内部から余計なチップが出た出ないと肯定と
否定の記事が かなり散見されますが
このように裁判や従業員の活動からも
ファーウェイの日頃の行いがどんなものか
よーく解ると思いますね
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