2019年10月6日日曜日

暗雲たれ込める大陸eコマースの近況








今回は 中国のネットコマースの
近況をまとめました
米中貿易紛争もあって 伸びが鈍ってきています

市場の伸び率の鈍化











スマホの成長と共に急伸してきた
中国大陸ののeコマース市場ですが 
iphon販売不振に見られるように 
すでに爆発的成長期は終えています

中国のeコマースも大陸No2の京東が
物流部門を中心に大規模リストラを
計画したり 業かいトップのアリババも 
独身の日イベの伸び率が大幅に悪化する
なども鈍化の様相ですが
さらにこうした 監視や規制の動きが
その鈍化に拍車をかけそうです

まずアリババに現れた暗い影を見ましょう


拡大による経費増加










クラウド事業や輸送事業そして 
動画配信系と買収や拡大費用が
嵩んできています
中国No2の京東が12年連続赤字と
なっておりアリババの本当の経営の
実情もかなり厳しいかもしれません

貿易紛争等による景気減速
そこに貿易紛争による減速が加わっています
ので状況はさらに過酷さを増しています

実際に 中国最大のネット販売イベント 
"独身の日"も伸び率は27% と前年よりも
12%も落ち込み大型家電を含む耐久財の
売れ行きが鈍ったことを蔡崇信副会長も
認めています

これらはごく一部の要因ですが 天猫の
大陸覇者への道も険しい道のりだと思えます
ところで こうした障害を乗り越えて
アリババが大陸小売統一を果たしたら
世界一を 目指せるでしょうか?


アリババが世界一になることはない









なぜなら 金盾が存在するからです
ネットを通じて 中国大陸と世界は
自由に行き来はできません
中共防衛用の情報遮断システム 
金盾があるためです
これは世界と商売をするeコマースに
とっては大問題です

合弁等いろんな手段はとれるでしょうが
本質的に大陸という巨大な米蔵の中で
居食いをし続けるしかないわけです
もし金盾という壁を破ろうとすれば 
中共と戦わねばならなくなります

金は欲しくても 民主化活動はしないでしょうし
もしやったら 収容所にぶち込まれるだけです

こうした点を見越していたのか
アリババを創業したジャック・マー
(馬雲)会長が9月に早くも会長を
退いています

その他にも中国通販の悪いニュースがあります

米通商代表部、中国サイトの
ピン多多を「悪質市場」に追加










米通商代表部は貿易相手の知的財産権保護状況の
年次審査結果を公表し中国電子商取引サイト大手、
ピン多多/ピンドォドォを知的財産権を侵害する
「悪質な市場」リストに加えた。

アリババグループホールディング傘下で
中国最大の電子商取引サイト、淘宝網/
タオバオをリストに残し、中国も「優先監視国」
に据え置いた。 /reuters.comより一部抜粋

以上 簡単に大陸eコマースの近況を見ました

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