〇中国経済活性化の切り札 海南自由貿易港計画に疑問符が付く

中共はここのところ　海南省にある海南島に

海南省自由貿易港建設計画を設定して

中国経済活性化の切り札として位置付けてきました

そして中国のハワイと称し　自由貿易港や

海南島内全域で関税をゼロとして免税店を

多数誘致しました

最近でもかなりの計画が発表されました

海南自由貿易港、第13期・計7件の制度革新例を発表

海南自由貿易港は7月5日、次の第13期・計7件の

制度革新例を発表した。/中国網

海南自由貿易港の具体的な内容

伝えられる話も景気のいいものがほとんどで

文昌市近郊にロケット発射場を造り

宇宙開発の玄関口とも喧伝しました

さらに日本からも　資生堂やラオックスなど

お馴染みの媚中企業がこぞって参加の様子です

しかし　この海南省自由貿易港という巨船の船底で

大きな亀裂が起きている可能性が出てきました

巨大観光企業　海航集団の破綻

グループの中核だった海南航空の会長で

人の好さそうに見える王健だったが　

2018年に南仏で死体となって発見された

中国で航空やホテルビジネスなどの

一大観光企業となっていた｢海航集団｣が破綻し

関連のリース代などの未払い総額は13兆円

ともいわれている巨額負債を出すことは

過去に取り上げてきました

(経営破綻はしましたが　運用は続いています)

しかし　その余波が広がりつつある模様です

つまり　この破綻が中共政府が鳴り物入りで

進めた海南省自由貿易港計画に齟齬を発生

させてきているようです

以下の記事は　まだ確定的ではないことを

お断りしておきますが　現地の住民らの

投稿では　けっして中央の計画通りには

進んでいない様子が垣間見えます

中国海南省の自由貿易港　

ゴーストタウン化が深刻か

確かに夜間なのに部屋に明かりがついていない

中国共産党（以下、中共）当局は去年6月に

海南省に自由貿易港を設立してから1年以上経った。

現在、海南省文昌市は、高層マンションに

入居者がほとんどおらず、ショッピング

モールにも顧客がほぼゼロで、まるで

ゴーストタウンのような無人の町となったと

、現地のネットユーザーが明らかにした。

また、海南省に位置する三亜鳳凰国際空港

は2021年2月に破産を公表した。

中共当局は2020年6月１日、

「海南自由貿易港建設全体計画」を

正式に発表した。

中共公式メディアの報道によると、

当局は効果的な監督と管理を前提に、

海南島内全域の税関管理特別区画を

建設する。

貨物貿易に対して、「関税ゼロ」を

基本的な特徴とする自由化・利便化を

目指す制度を実施するという。

この自由貿易港」政策により海南島に

高層住宅と大規模ショッピングモールが

幾つも建てられたが、実施して1年以上

経った現在は入居者と顧客がほとんどいない。

文昌市現地のネットユーザーが投稿した

動画では、文昌市の満目蕭条（まんもくしょう

じょう/見渡すかぎり全てがひっそりとしていて

寂しい様子）の光景が映っている。

大きな団地では数世帯しか入居しておらず、

街には人通りが少なく、通行車両も少ない。

市中のショッピングモールも閑散としている。

また、中共公式メディアによると、

海南省高等裁判所は2月の裁定で、債権者が

三亜鳳凰国際空港に対して提出した

破産・再生申請を受理し、HNAグループ

（海航集団）を清算責任者と指定した。

同空港は中国史上初の破産空港となった。

看中国より

三亜鳳凰国際空港は2007年5月に国際線ターミナル

が完成し開業した　この海南島の入り口です

習体制が　この海南自由貿易港に

入れ込むのは香港問題の影響が強いでしょう

強権の続く香港が自由諸国から睨まれ

資本や人材が流失することは端から判って

いたことですから　その代替たらんとして

いるわけですが無理だろうという者もいます

最終目的は香港に代わる存在を目指している?

台湾の経済学者Wu Jialong　ウー・ジアロンは、

中国共産党が実際に自由港を設立することは

強く望んでいないと考えています

中国共産党が本当にそうしたいのであれば、

香港が自由港になり香港さえうまくいけば、

それで十分だからです

さらに、東莞と深セン香港近郊は香港から

大香港に割り当てることも可能です

香港自由貿易港の範囲を拡大するために、

東莞側に国境通関手続きを設けることが

でき、こちらの方がより簡単で便利です。

それなら何故　最初からやり直して

海南でそれをするのでしょうか？

このような見方をする者もいます

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