今回は #日本のロケットの特集です
H3ロケットの打ち上げが成功しました
今回の画像を見て すっきりしているなと感じた人もいるでしょう
理由は #左右の補助ロケットモーターが無くて本体のみ
だったからです
これは #30サンゼロ形態と呼ばれる本体に搭載された3基のメインエンジン
のみで打ち上げるタイプです
先代のH-IIではできない芸当で #性能のUPしたLE9大型液体エンジンの成果です
搭載されていたのは性能確認用模擬衛星(VEP-5)と、超小型衛星6基
PETREL、STARS-X、VERTECS、HORN-L/HORN-R、BRO-22などで
軌道投入とシグナルも確認されています
この #30サンゼロ形態は太陽同期軌道SSOへのロウンチ能力は
4トン以上ですが #ブースタがないため初期加速が緩やかで
#ドッグレッグ飛行を比較的穏やかに行うことができます
運転でもそうですが 加速力が高く直進の速い車などは
逆に曲がり難いものです
.
#H3ロケット30形態の適したSSO: Sun-synchronous orbit
#太陽同期軌道は人工衛星の軌道面が地球の公転と同じ周期で
回転する北極と南極を通過する極軌道の一種です
衛星は毎日、地球上の同じ地点を同時刻に通過するため
#気象衛星や偵察衛星など毎日の同条件で観測するのに適しています
ところで この太陽同期軌道に衛星を投入するためにはロケットを
真南に向けて打ち上げるのが理想的です
ですが種子島から南方には沖縄やフィリピン、インドネシア
などの有人地帯が存在します
万が一の事故や、 #通常分離した部品がこれらの陸地に落下するのを
防ぐために 真っすぐにも南に向かわずに #飛行経路をカーブさせて
飛ばすことをドッグレッグ飛行といいます
必用なペイロードを確保しつつ ある程度は加速のゆるやかな
H3ロケット30形態は最適なタイプとなっています
続いても 日本のロケットに勲章が加わりました
観測ロケット #S520-31号機デトネーションエンジン実験の
成果論文が米国航空宇宙学会が選ぶロケット工学の歴史的論文100編
(AIAA Collection: A Century of Rocketry)に選定されました
これは #世界初の液体燃料ロケット打上げから100周年を記念して
各国のロケット工学の研究成果に貢献を称えるものです
JAXA宇宙科学研究所と名古屋大学、慶應義塾大学、室蘭工業大学による
共同研究グループは、観測ロケットS-520型機のペイロードに回転デトネーション
エンジンシステムを統合することで、2021年7月27日に宇宙航行環境での
#回転デトネーションエンジン作動に世界で初めて成功しました。
デトネーション爆轟という熱開放が行われる燃焼現象です
そのは2km/sの高速な伝播速度になるため #燃焼器内の推進剤を高速燃焼
させることが可能です
#回転デトネーションエンジンはデトネーション波面を燃焼器内で
回転させることで連続推力を得ることができます
毎年選定のノーベル賞とかと違い100年に一度という点が
貴重でしょう
それからスペースXが上場で大きな資金を得ましたが
日本でも再使用型ロケットの開発は進められています
その中でも ホンダの例を見ましょう
いて、初の高度300mまでの離着陸実験に成功しました。
この再使用型ロケット(Reusable Launch Vehicle、RLV)は
全長6.3m 最大推進能力は6.5kN 燃料にメタンを使用するのが
特徴となっています
開発スケジュールでもPhase 3の垂直離着陸実験に成功して
2029年Phase 5のカーマンライン声のサブオービタル飛行
そして2030年代前半はPhase 6の軌道投入実証となっています
おまけ
アポフィスなど地球接近天体に関する催しがありました
予想される被害などについて わかりやすくまとめたのが
拙書 プラネタリーディフェンス惑星防衛とは何か です
興味のある方は ぜひご覧ください

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特選記事のページ
#日本のロケットの特集 #30サンゼロ形態は最もローコスト
#左右の補助ロケットモーターが無くて本体のみ
#30サンゼロ形態と呼ばれる3基のメインエンジンのみの打上げ
#補助ロケットモーターが無い分ローコスト
#性能のUPしたLE9大型液体エンジンの成果
#30サンゼロ形態は太陽同期軌道SSOへのロウンチ能力4t
#ブースタがないため初期加速が緩やか
#ドッグレッグ飛行を比較的穏やかに行う
#H3ロケット30形態の適したSSO太陽同期軌道
#太陽同期軌道は人工衛星の軌道面が地球の公転と同じ周期
#気象衛星や偵察衛星など毎日の同条件で観測に適す
#ドッグレッグ飛行で分離した部品が陸地に落下するのを避ける
#ドッグレッグ飛行で飛行経路をカーブ #再使用型ロケット成功
#S520の回転デトネーションエンジンA歴史的ロケット論文100選定
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