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2022年1月16日日曜日

〇トンガで1000年に一度クラスの巨大噴火 到達したのは衝撃波による津波だったのか!?

南の島トンガで1000年に一度ともいわれる
大きな噴火が発生しました

「1000年に1度」の大噴火か 
トンガで通信寸断、被害把握難航



南太平洋の島国トンガ付近の海底火山で
15日に起きた噴火で、同国や周辺諸国のほか
日本や米国など太平洋沿岸の広範な地域に津波が
押し寄せた。


フィジーの首都スバの海岸に押し寄せた津波

トンガは通信インフラが遮断され、被害の把握や
安否確認が難航。噴火した火山は昨年12月ごろから
活動が活発化しており、一部の専門家は
「1000年に1度」の大規模噴火との見方を
示している。

噴火したトンガの首都ヌクアロファの北方約65kmに
あるフンガトンガ・フンガハアパイ火山


噴火の地響きが数分にわたり続き、火山灰や煙など
が上空に噴き上がった。
噴火による衝撃波は約1万キロ離れた米アラスカ州にも
伝わったという。

バヌアツでは最大2.5mの津波が報告されたとの情報がある。
時事より

続いて豪州から噴火した島の詳しい情報があります


フンガトンガ-フンガハアパイで噴火した火山は
海底火山に分類されると、オーストラリア
国立大学のArculus/アルクルス名誉教授は
述べています。 

しかし、教授が指摘し また画像でもわかるように
、火山の噴出口は水面上にあります。 

それは2つの陸塊、フンガトンガとフンガハアパイ
との間に入れ子になっています。  

この火山は1912年 1937年 1988年および2009年に
噴火しArculus教授は、それを「大規模なベントクリア爆発」
と表現しました。
オーストラリアブロードキャストニュース

爆発した場所は海の底ではなく海面だったわけです

日本では漁船10隻ほどが沈没しましたが
不幸中の幸い人的な被害は出ませんでした

各地の津波観測情報 奄美大島と岩手では
1メートル超の津波観測

津波警報の対象地はなし、住家被害の報告もなし
日本航空、仙台や奄美大島の発着便で運航遅延や欠航


珍しいケースか?


ところで今回の騒動なんですが ちょっと興味深い
ことがありました

まず気象庁の当初の予想がかなりズレました

当初は津波の心配はないと発表
▽北海道から鹿児島県にかけての太平洋側と
沖縄・奄美の広い範囲が中心でいずれも20cm未満と
予想され、
▽早いところで午後9時ごろから1日程度続く
可能性があるということです。

【津波警報】奄美群島・トカラ列島に発表 
ただちに高台などに避難を 

1月16日(日)0時15分、奄美群島・トカラ列島に
津波警報が発表されました。

津波による被害が発生します。沿岸部や
川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど
安全な場所へ避難してください。


実際には日本などで1メートル超の波が到達



トンガから8000キロメートルほど離れた、
アメリカカリフォルニア州にも最大1.3mの
津波が到達しました

オーストラリアも同様なんですが豪州の
ニュースサイトで少しおもしろい表現をしています

For context, Tonga and Japan both 
recorded 1.2 metre tsunami waves on Saturday.

Australia’s 1.27 metre wave — 
which was not a tsunami — was recorded at
 9pm Saturday night at an offshore
 island but waves have become smaller since then.

土曜日にトンガと日本の両方で1.27mの津波が
記録されました

オーストラリアも1.27メートルの波 — 
津波ではありませんでした—が記録されました
土曜日の夜9時、オフショアの島で記録され
それ以来は波は小さくなっています。

このように豪州の波はわざわざ津波ではない
とことわっています

気象庁も下記のような発言をしています

津波と言ってよいか、ちょっとわからない

 宮岡企画官は「防災上の観点から対応を
呼びかけた」と話しつつ、こう強調した。
「今回の潮位変化は通常の津波とは異なると
考えている。
私たちも今までこういった現象は確認していない」

 その一つが、外国の津波の観測点で大きな
海面変動がないことだ。

米・サイパン島など、火山から北西にある
日本への津波の経路になると想定される
観測点での潮位の変化は、0・1~0・3mだった。
火山からより離れた日本の方が潮位の変化は
大きいが、「原因はわかっていない」と言う。

 また、日本国内で潮位の変化が観測され
始めた15日午後8時ごろ、国内各地で気圧が
約2ヘクトパスカル上昇していたという。
「噴火に伴う気圧変動だと現時点では考えている」
と宮岡企画官。だが、海面の動きとの関係に
ついては「詳しいことは調査したい」と
述べるにとどめた。

事実、会見で配られた資料の表題は、
「大規模噴火に伴う潮位変化について」と
書かれていた。朝日より

確かに奇妙です
記事内にトンガから5900km離れたサイパン島では
潮位変化は0.1~0.3mだったとあります

にもかかわらず8000kmほど離れた、日本でも
またアメリカカリフォルニア州でも最大1.3mの
波が到達しています

津波の場合、波の高さと海底の深度は相反する
んですが それだけの問題では無いようです

こうしたことは過去にも巨大な大規模落石により
発生したgiant waveや台風による高潮による
被害など津波とは異なるものがあります

一部に出ているような爆発の衝撃波によって
大きな波が発生したとする説もあり
地震による津波とは発生メカニズムが
かなりことなっている可能性もあります

今後の解明が待たれます
荒れるでぇ~ 流体&気象業界

ところで #宮崎駿 の初期代表作に #未来少年コナン
というのがありますが 作中で #大津波 の前に
海からほとんど水が引いて消えてしまうシーンが
あります

ああした #津波は引き波から来る というのは
かなりインチキなもので ほとんど否定されています

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