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2019年9月26日木曜日

無人コンビニ編  誇大広告だった中国の発明ビジネス⑤



数年前は急拡大中として新ビジネスの
寵児と持て囃された中国「無人コンビニ」

どうやら 化けの皮が剥がれてきたようです

まさに「あの無人コンビニは今」


ガラス張りの無人コンビニは
中国各地に登場しました。

無人コンビニは「面積は小さいので
テナント料は安い」「無人なので人件費も
少ない」「だからすぐ儲かる」という
論法で小売りの未来を提示しました。
華々しく登場して、海外にまでその存在が
驚かれた無人コンビニですが、最近の
「あの無人コンビニは今」的な報道を見るに、
ビジネスモデルとしては成功しなかったと
結論づけられそうです。

無人コンビニ関連企業には2017年には93件、
総額にして43億元(約645億円)の投融資が
あったと報じられています。
ところが2018年以降、無人コンビニは
企業を問わず閉店していきます。

赤字を出し続け、大胆なリストラを決行
無人コンビニを代表する「BingoBox」という
企業は、2017年7月に1億元(約15億円)
2018年1月には8000万ドル(約86億円)の
融資を受けています。

赤字続きだった内情

400店舗まで増えた時点で毎月500万元
(約7500万円)の赤字を出し続けたと
報じられています。

2018年に社内リストラを開始し、
160店舗を閉店。
最も大胆なリストラを行った2019年
1月には、1週間で社員を100人以上
カットしたといいます。
最盛期には500人いた社員も最終的に
100人まで減少。
同社は、広東省など華南地方などから
完全に撤収し北京などわずかな店舗だけが
残る結果となっています。
bunshun.ismcdn.jpより

このBingoBox/ビンゴボックスという企業は 
中国の無人コンビニ業界のトップを走っていました

平均面積50~60㎡程度の無人店をわずか 
半年で300店を出店し 最盛期には年間で
5000店舗もの拡大をめざしていました

撃っている商品は 中国製ブランドがほとんどで
決済はネット通販アリババのスマホ決済
「アリペイ」を使ってで済ませるわけで

一時は 大陸民度向上の証とも喧伝されました

中国の無人コンビニ 盗難無し
盗難などはほとんど見られず、
顧客は自主的に代金を支払っていると伝え、
「中国人の民度は決してみんなが思うほど
低くはない」と主張した。

シェア自転車の墓場


結局 新四大発明と同様に馬脚を
現す結果になりました

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