武漢ウィルスへの調査やウィグル人権問題など
で悪化したオーストリアと中共との関係ですが
いよいよ豪側が中国をWTOに提訴することになりました
大麦の懲罰的関税で中国をWTOに提訴
オーストラリア政府は中国との対立が
激化する中、同国産の大麦に中国が
懲罰的関税を課しているとして、
世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を発表した。
オーストラリアのサイモン・バーミンガム
貿易・観光・投資相は、オーストラリア産の
大麦に対する中国の80%の追加関税は「根拠がなく」、
それを裏付ける事実も証拠もないと非難
他の分野でもWTOに提訴する可能性を示唆した。
両国の関係は1989年の天安門事件以来、
最悪の状態で、中国はオーストラリア製品に
次々と経済制裁を科している。
バーミンガム貿易相は、「わが国はこれまでに
まとめた証拠、データ、分析に基づく揺るぎない
論拠があると自負している」と述べた。
オーストラリアは近年の干ばつの前には、
主にビールの原料として、年間約10億ドル
/約1000億円相当の大麦を中国へ輸出していた。
専門家によると、中国は大麦の自給率が
約20%にすぎないことから、輸入への過度の
依存を懸念。
今回の関税の背景には両国間の激しい対立が
あり、政治的な動機に基づく措置ではないかと
懸念されている。
オーストラリアの少なくとも13の業界が
関税などの何らかの形で妨害を受けており、
それには大麦や牛肉、綿花、ロブスター、
砂糖、木材、銅、ワイン、小麦、羊毛と
いった品目だけでなく、観光、大学教育も
含まれている。
オーストラリアはこれまで、紛争の解決に
何年もかかったり、報復で提訴されたり、
外交関係がさらに悪化したりすることを
恐れて、WTOによる紛争解決を避けていた。
AFPより引用
これだけでなく 中国は豪産ワインなどにも
高関税をかけましたが前後して 豪は石炭の
扱いに関しても中国を強く非難しています
石炭の扱いでも衝突
両国の緊張が高まる中、オーストラリアが
輸出する数十億ドル相当の石炭が現在、
非公式に禁輸対象とされている
中国各地の発電所は石炭の調達先を国内または
オーストラリア以外の国々に変更するよう
指示を受けている/環球時報
オーストラリアのモリソン首相は同国産の
石炭の輸入を中国が禁止したとする現地報道を
受け、世界貿易機関(WTO)協定に明らかに
違反すると非難した/AFP
更にオーストラリアンをイラつかせるような
事態もおこっています
オージー入るべからかず
オーストラリアの島の土地を買い上げた中国の
不動産開発業者が、オーストラリア人の立ち入りを
禁じて、地元住民や観光客が不満を募らせている
チャイナ・ブルームという企業がその一部を買った。
島の住民は、同社が楽園のようなこの島の一部地域へ
の立ち入りを禁じていると訴えている。
住民によればチャイナ・ブルームは、住民のビーチ
への立ち入りや、ボートでの着岸を禁止。
滑走路へのアクセスまでも禁じたという。
島に住む複数の家族はチャイナ・ブルームは
島の観光業を死に追いやろうとしていると訴えた
住民が所有する物件をAirbnbで観光客に貸し出したり
宣伝したりすることも禁じられたというのだ。
「彼らは、オーストラリア人を島から追い出したい
のだと思う この島を、中国人向け観光専用の島と
して使いたいのだろう」元住民のジュリー・ウィリス
ニューズウィークより
ターンブル政権時代から 中国による豪州の
大規模な土地取得は問題化していましたが
いよいよオージーの立ち入りまで禁止する
エリアが登場したとあっては 我慢も限界でしょう
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