2021年11月21日日曜日

〇尿素水 マンガンから鉄スラグなどまで 欠乏する中国に依存した品目

韓国でディーゼル排気を浄化するために必要な 
尿素水が不足する騒動が起こったことは周知のことと思います
その余波は今も続いていますが 欠乏傾向の品目は
他にも多くなっていることがはっきりとしてきました  


まずは尿素水の状況から見ましょう

ガソリンスタンドあちこち寄って「尿素ありませんか?」
京畿道平沢市内のあるガソリンスタンドでは、
午前8時から車両用尿素水が入っているかを
尋ねる電話がひっきりなしに鳴った。
韓国政府が尿素水を優先供給する「拠点ガソリンスタンド」
に指定されたこのガソリンスタンドは午前中ずっと
トラックが長蛇の列を成した。入ってきた3750リットル
の尿素水は3時間でなくなった。
このガソリンスタンドの経営者は「今日だけで
トラック運転手たちから『尿素水はあるか』と
いう電話が500本以上来た」と語った。

関連項目見出し
尿素水4トンの密輸摘発、切羽詰まった
韓国政府は押収品の市中流通を容認

ところがこれから欠乏が予想される
マテリアルにはレアアースなどばかりでなく
もっと身近に使用される品目が多々あることが
わかってきました

80%以上を中国依存する輸入品目が1,850もある
中国が尿素の輸出を絞ったため、韓国では
ディーゼルトラックで使う尿素水が足りなくなり、
物流が止まる可能性が高まっています。
これは、尿素の輸入の97%を中国に依存していたためです。

民間の輸送車が止まるだけはなく、軍用も止まります。
いくらなんでも中国に対する依存度が高すぎ、
そのリスクが顕在化したのです。

つまりは、普段からリスク分散をして
おかなかったのが悪い、ということです。

今回の尿素不足がよほど効いたのか、
韓国メディアに「中国依存が過ぎる
輸入品目はないのか」という記事が出ています。

2021年01~09月
輸入品目:1万2,586種

その内 特定の国家に80%以上依存
3,941品目(1万2,586種の31.3%)

中国に80%以上依存
1,850品目(3,941品目の46.9%)
(1万2,586品目の14.7%)

韓国は、80%以上を特定の国に依存している
輸入品目が全体の31.3%あり、中国に80%以上
依存しているものは全体のほぼ15%に及びます。

同記事では、特に以下のものを中国に
依存しているのが懸念されるとしています。

マグネシウムのインゴット:約95%
酸化タングステン:94.7%
ネオジム永久磁石:86.2%


「ネオジム永久磁石」というのは、鉄を主成分と
し希土類元素「ネオジム」(Nd)を用いた、
最も強力といわれる永久磁石。
一般にはあまり知られていませんが、日本で
発明されました。
モーターやアクチュエーターの部品として
使われます。

ガラッ!
|┃ 愚弟のチョッパリよ!
|┃ ネオジム磁石足りなくて
|┃   ≡ .∧_∧兄さんチンチャ困ってるニダ
.|ミ\_<u`∀´> お前が発明したのなら
|┃=__     \たくさんおみやげにもってきなさい
|┃ ≡ )  人 \早くしなさいハスミダ!

2019年07月の日本の輸出管理強化によって
窮地に陥った際、「自国の素材・原料・
装備の調達率を高めるぞ」としたはずなのですが
、対中国にまでは頭が回らなかったとみえます。
マネーワンより

不足するのは希少なマテリアルだけではない
中国からの輸入比率が80%以上の品目が1850品
ということで アメリカや日本より3倍以上も
多くなっています
更に この他にも様々な物質が不足してくる
ことが予想されています

接着剤

段ボールは、板状の厚紙2枚の間に波上の紙を
挟んだ構造になっていますが、このパーツを
貼り合わせるための接着剤を作るためには、
ポリゾール・ホウ砂・苛性ソーダなどが必要

鉄スクラップ
低炭素化の方向で製鉄業界では高炉に鉄鉱石の
代わりにリサイクル原料の鉄スクラップを
入れると、炭素排出量が半分以下に減るとして
投入量を増やしているが これが高騰を招いている

ベーキングソーダなどなど

日本も他山の石とすべき
しかし こうした状況に対して我々も
韓国 m9(^Д^)ρmプギャ~ww とばかりは
言っていられない状況です

日本もチタンなどはある程度 輸入先が分散
していますがマグネシウムやタングステンなどが
中国からの輸入割合が90%なのは同じことです
特に純度の高いMgは99%が中国という有様です

また タングステンやマンガンなどは国内にも
鉱床はありますが高コストがネックです
今後は採掘の無人化や更なる開発が求められ


丸いのが全てマンガンノジュール
成分 マンガン(27%-30%)ニッケル(1.25-1.5%)
銅(1-1.4%)コバルト(0.2-0.25%)など

更に長く存在が言われているマンガンノジュールも
もっと本格採取に向けての動きが必要とされるでしょう

マテリアルに関する過去記事もみてください




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