2020年6月29日月曜日

*広がる中国大洪水 三峽ダム危機説に最新データで迫る


中国の四川省や安徽省で80年ぶりといわれる
大洪水の被害は 更に湖南省などに広がっています



今回は最新のデータを加えて この水害を見ていきます

概況ですが まず中共気象局(気象庁に当たる
部署)の公式発表を翻訳して載せます





このように中国各地で高い警戒Lvが発令されています



車が押し流される画像は多いが ガラスを突き破り
車内からも汚水があふれ出る水流の強さがわかる

また中共の緊急管理局の発表もあります
6月16日以降、中国南部、中部、南西部の一部で
24時間にわたって継続的に大雨が降りました。

アバチベットチアン自治県の最大降水量は
50ミリメートルで、一部の地域では最大直径
10ミリメートルの雹が降りました。
ガンジチベット自治州のダンバ郡メイロンゴウで
土砂崩れが発生しました

ただあまり重要なことは書かれていません

宜昌市街の様子


前回は三峡ダムの上流の街が押し流された
様子を見ましたが 今度は三峡ダムのある 
宜昌市の様子が入ってきています


まるでライン下りのような急流です

宜昌市街の中でも 一部に激流が発生して
スクーターの人が流されそうになっています



また車中から 救助されるシーンもありました

情報を抑え込む中共


三峡ダムの増水や圧力増加などによる危機は
ネットだけでなく 台湾などでは民視新聞など
テレビ放送でも流れています



一方でこうした危機的状況にかかわらず
中共では情報を抑え込む動きがみられます

重慶市民の声


「政府は救済活動を行っていないし、
官製メディアも報道していない。
多くの町が被災したので、ネットユーザーが
その情報を発信したが、政府に抑え込まれた」と
非難した/フリーアジア(RFAなどより

降水の状況
そんな中で気になる降水状況なんですが
この様に中共の発表では信用できない
部分もあります



そこでこんなこともあろうかと・・;
用意しておいたのが JAXAが提供している
世界の雨分布MAPです



これを使えば 世界中の過去72時間の降水状況が
把握できます グラフを見るとやはり中国大陸全土で
かなりの降水があったことがわかります

ただ降水の様子は 地形が少しわかりにくい部分も
あるので 過去7日分のデータで雨分布統計の 
※1 豪雨指標を用いて視覚化してみましょう



これだと今回 水害の発生した地域と紫色の
豪雨指標が重なっていることがわかります
内陸の四川から 沿岸部の上海までベルト状に
豪雨が発生していることが一目でわかります

やはり 危険な状況であることが理解できます

 ※1豪雨指標
「豪雨基準が1 mm/day以上」かつ「選択期間の
平均降水量が豪雨基準を上回る」地域を豪雨域と
して色付けしています。

ネット規制が 情報を握りつぶす
最後に少し話題がそれますが日本でも総務省や公明党など
を中心にネット規制論が推し進められていますが 
この中国のように必要な情報が 握りつぶされる日
来ないとは限りません

中国の状況を "他山の石"とすべきです

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