2020年5月28日木曜日

*米国が香港の特別優遇地位を剥奪へ 中国は安保理開催阻止など対立深まる


米国法における特別地位をはく奪

天滅中共のプラカードを掲げる市民ら

ポンペオ米国務長官は香港では中国政府が約束した
自治がもはや維持されていないと宣言し、
香港金融センターの米国法における特別地位を
剥奪した。

議論を呼んでいる香港への「国家安全法」導入に
ついて、中国・全国人民代表大会での投票が
数時間後に迫る中、ポンペオ氏は同法について、
中国は、香港が英国から中国に返還された1997年に
定められた(高度な自治の維持という)義務を
果たしていないとの通知を議会に送付した。
ポンペオ氏は当初、全人代での審議の行方をみると
して、報告の発表を遅らせていた。



ポンペオ氏は声明で「私は議会に対し、香港が
1997年7月以前に米国法が適用されていたのと
同様の扱いに値しないと認定した」と言明。
「道理をわきまえた人なら、現状を鑑みて香港が
中国からの高度な自治を維持しているとは
誰も断言できない」と指摘した。

米議会は昨年、香港・民主派の運動の支援を
目的とした法律を可決。
同法は、米国との取引関係において香港が
独立した地位を享受するには、香港が自治を
維持していることを米政権が確証することを
義務付けている/時事より

昨年の民主派デモとの衝突の時からアメリカは
香港の高度な自治が損なわれた場合には 
優遇措置を廃すると警告していました



この特別な扱いとは返還時に施行された
米国香港政策法から 新たな香港人権法案で
定められている査証(ビザ)発給などの優遇や
関税の優遇措置のことで 今後はこれらの
ことが認められなくなります

また香港は一時は世界で三番目に取扱量の
多い金融センターでした
ここのところ 順位は落としていますが
それでも世界6位程度に位置しています

今後は優遇が認められていた各種優遇措置が
停止されたことで より難しい立場になった
ともいえます
また中共は 米国の呼びかけた国連安保理の
開催を邪魔している模様です

中国、国連安保理開催を阻止
香港の国家安全法巡り米国が要請

中国が国連安全保障理事会の開催を阻止した。
香港の国家安全法を制定する中国の方針を巡り、
米国のトランプ政権が安保理開催を求めていた。  

トランプ政権は香港自治が失われたとの判断を発表。
この公式判断は米国による制裁を招く可能性があり、
米国と香港の通商関係にも大きく影響する。

米政府、香港の自治失われたと公式判断

米国は中国の方針について「国際平和と安全に
対して影響を及ぼす緊急の世界的課題であり安保理
が直ちに対応することだ必要だ」と主張。

これに対し、米国などと共に安保理で拒否権を持つ
常任理事国の1国である中国は「香港の国家安全法の
制定は純然たる内政問題」として米国の要請を退けた。

更に大量の逮捕者


香港の立法会(議会)、中国国歌への侮辱行為を禁じる
「国歌条例」案の審議が再開された。
中国の全人代では、香港市民の基本的人権に制限を加える
「国家安全法」を香港に導入する議案が採択される予定で、
同条例や同法に反対する若者ら1千人以上が立法会周辺など
香港各地に集結。
警察は、違法集会参加容疑などで360人以上を逮捕した。

この日は朝から、若者らが道路や線路に障害物を置き、
車両の走行や列車の運行を妨害するなどした。
警察当局は約3500人を動員し、立法会の周辺を封鎖。
立法会の建物を包囲しようとした若者らを強制排除した。
ロイターより

武漢ウィルスにおけるWHOの怠慢かつ傲慢な態度といい
今回の安保理をめぐる動きと言い 国連は完全に
時代遅れの組織になっているといわざるをえません

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