2020年3月3日火曜日

中国の社債不履行額 4年前の約12倍に急拡大 不良債権100兆円以上の予想


中国経済は貿易摩擦と武漢肺炎の連打で
重症化がはっきりしてきています

2019年の社債不履行額が4年前の約12倍に急拡大

金融調査会社の万得信息技術(Wind)によると、
2019年の中国の債務不履行の社債総額は前年比17.7%増の
1,424億800万元(約2兆2,785億2,800万円、1元=約16円)
に達し、2015年比で約12倍に拡大した

資金繰りが苦しくなった企業が急増した背景には、
中国の景気減速に加え、米中貿易摩擦による影響などが
追い打ちをかけたとみられる。


債務不履行の社債推移

2014~2018年の債務不履行の事例は主に化学工業や
機械設備などの製造業に集中していたが、2019年は
製造業(全体の35.6%)のほか、小売り・卸売り(19.5%)、
農林水産(14.6%)、交通運送・倉庫(8.9%)と、
他業種の不履行も目立つようになった。

債務不履行企業の本拠地別にみると、北京市が2018年に
続き最多で、江蘇省、遼寧省が続いた。

デフォルトには国有企業も

民営企業による債務不履行が大半を占めているが、
税収や補助金などの優遇措置を受ける国有企業も
債務不履行に陥る例が増えた。
2019年12月、総資産3,000億元を超え、傘下に
上場企業6社を持つIT系国有企業の北大方正集団の

社債返済が滞る事例が発生しており、国有企業全般の
財務状況に対する懸念が広まっている/jetroより


中国の頭脳トップ 北京大が設立した
北大方正Gもデフォルトしましたし 
巨大コングロマリットであった海航集団も
政府管理化となるなど 厳しい状況です

また当然のことながら銀行金融セクターも
武漢肺炎の影響で内情は悪化しています

中国の不良債権100兆円以上の予想

S&Pグローバル・レーティングは
新型コロナウイルスの感染拡大が4月までに
ピークを迎えなえれば、中国の銀行セクターは
今年、最大7兆7000億元(1兆1000億ドル)の
不良債権に直面する可能性があるとの見通しを示した。

S&Pグローバルは「新型ウイルス流行によって
中国の生産活動は混乱し、一部企業や世帯は
債務返済に苦しんでいる」と警告した。

新型ウイルス流行よる影響の軽減に向け、
中国金融規制当局はこれまでに、金利引き下げや
ローン期間の延長などを金融機関に促している。

また、中国の上海当局は新型ウイルス流行の
影響を受け、補助付き融資を受けるのに適格と
判断した企業のリストをまとめているという。

S&Pグローバルは「中国が不良債権の基準を緩和し、
打撃を受けている企業や地域を支援すると想定する」と
指摘した/ロイターより

SARSのデータを基にした こうした予想は
前にも出ましたが その時は60兆円程度の見込みで
今回のものはずっと損失金額が大きくなっています

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