2022年4月17日日曜日

〇ウクライナ 90万人弱が帰国し解放された自治体は918に達する

激しい戦闘が続くウクライナですが
その一方で多くの地域がロシア軍から
解放され、また帰国者も増加しています



ロシアの侵略のためにウクライナを去った
87万人以上の市民が帰国しました。

現在のウクライナ国家国境庁のデータに
基づく国連人道問題調整事務所のRadioSvobodaの
報告書に記載されています。

「進行中の軍事侵攻以来、87万人以上の
ウクライナ人が国に戻ってきたおり
現在、毎日約3万人が反対方向に国境を越えています」
とOCHAは述べています。


毎日4万~5万人がキイウに戻る



撤去された対戦車用の防護柵

「この重要な数字は、ウクライナへの帰還が
拡大し続け、人道的対応に新たな課題を
生み出す可能性があることを示唆しています。
人々は、自宅に戻ることができなくなった場合に、
コミュニティに再統合したり、住むのに適した
コミュニティを見つけたりするための支援が
必要になるからです。


「毎日たくさんの人が戻ってきますが、
キーウの入り口の列に並んでいます。
数の面では、毎日4万から5万人がキーウの
街を訪れます」

キーウ市国家管理局MykolaPovoroznyk副議長
テレソン放送など


国連によると、2月24日以降、ロシアの侵略に
より少なくとも1,170万人がウクライナ国内で
疎開していて 460万人以上が国外に避難していました

ですから約1/5程度が国に戻ってきていることになります
帰国しても瓦礫の山で大変でしょうが
受け入れ準備のほうも整いつつあるようです


ウクライナのゼレンシキー大統領が

「ロシア軍から解放された自治体の数は918に
上り、その内338で人道支援本部の活動が
始まっており定期・緊急の医療支援提供や、
可能な場所では、教育機関の活動も再開されている」
との発表をおこないました

このように 医療や学校なども再開に向けて
活動している模様です


しかし ロシア軍の攻撃が終ったわけではありません
特に長距離兵器等の使用が増えておりキイウには再び
ミサイル攻撃が行われました



一方でロシアの兵器産業には経済封鎖の影響が出始めました

 ロシアの主力戦車を生産するウラルヴァゴンザヴォドは、

制裁によって金利の上昇や材料や部品の調達が困難に

 なってきている模様でT-14などの新型車両の製造にも

齟齬をきたしているようです

 


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