2020年7月4日土曜日

*輸出厳格化から一年  韓国のノーダメージ宣言を検証する



今回は フッ化水素などの韓国への輸出検査の
厳格化から一年たったということで特集しました


ますは韓国側の発表です


「日本が与えないなら、我々が作る」という自信がついた。
今や災い転じて福となすという評価が支配的だ。
この1年間の成果と今後の対策をまとめた。

日本は昨年7月、対日依存度が90%前後の▲フッ化水素
▲フォトレジスト(感光液)、▲フッ化ポリイミドの
先端素材の3種の輸出を抑えた。
 8月には輸出許可の簡素化対象国である「ホワイト国家」
リストから韓国を除外したが 韓国企業は技術自立と
輸入先の多角化で対応した。



半導体基板の不純物を洗い流すのに使われる液化フッ化水素は、
昨年の輸出規制措置直後、ソウルブレインとラムテクノロジー
が量生産に成功した。
サムスンディスプレイとLGディスプレイは日本産液体
フッ化水素を国産製品に100%代替した。
最近の成果は、SKマテリアルズが海外依存度100%だった
気体形態の超高純度(純度99.999%)フッ化水素の国産化に
初めて成功したことだ。 今月17日から慶州工場で
気体フッ化水素を量産中だ。/japanese.joinsより

超高純度フッ化水素 日本製はイレブンナイン
日本の素材メーカーが輸出してきた9が11個並ぶ
超高純度の「イレブンナイン」と比べて品質は
劣るものの、半導体ウエハーの洗浄など生産工程の
一部で導入が始まったとしている。

この様に フッ化水素など主要三技術について
韓国での生産が完成し ノーダメージだと強調しています

このように 勝利宣言が寄せられています
しかし 細かいデータを見てみると
韓国側の克日勝利宣言とはかなり異なる
実態が見えてきます

まずは日本製品の韓国への輸出状況です


日本輸出規制1年、評価と課題セミナー

昨年日本が輸出を規制したフッ化水素、フォトレジスト、
フッ化ポリイミドの3品目について輸入額を公開した。

フッ化水素の1~5月の対日輸入額は403万ドルで
前年同期の2843万ドルから85.8%減った。
日本製の輸入の割合も大きく減った。
日本製フッ化水素の輸入割合は昨年43.9%を
記録したが今年は12.3%に減った。


これに対しフォトレジストは昨年1~5月の
対日輸入額が1億1272万ドルを記録したが、
今年1~5月は1億5081万ドルとむしろ増えた。
1年で33.8%の増加だ。だがフォトレジストの
日本製の輸入の割合は昨年の91.9%から今年は
88.6%と小幅に縮小した。

フッ化ポリイミドは大きな変化がなかった。
フッ化ポリイミドは昨年1~5月に対日輸入額が
1214万ドルを記録したが今年は1301万ドルで
7.4%増えた。フッ化ポリイミドの輸入のうち
日本製の割合は昨年と今年とも93.7%で差が
なかった/中央日報より

韓国への輸出規制後もシェア9割


輸出管理適正化に関する措置前後の動きをまとめると、
措置後に日本のシェアは10%ポイントほど高まっており、
現在では9割を超える圧倒的なシェアを有している
ことがわかる。

レジストは措置後も日本が9割近いシェアを有している。
フッ化ポリイミドにいたっては、措置後に日本シェアが
拡大し9割を超えるなど、日本依存脱却にはほど遠い
つまりフッ化水素は少なくとも数字の上では日本依存
からの脱却が進んだが、レジストやフッ化ポリイミドは
日本依存からの脱却はまったく進んでいないといえる
/ゲンダイビジネスより

この記事内でフッ化水素は数字上は脱日本が
進んだというのは日本のシェアが44%→12%に
減ったということですが その一方で韓国側の
発表と実情に差があることを指摘しています

日本製フッ化水素 イレブンナイン
純度99.999999999%

韓国製フッ化水素 ファイブナイン
純度99.999%




これは韓国 SKマテリアルズが作ったフッ化水素
純度ファイブナインより 日本製は100万倍純度が
高いということです 
更に純度99.9999999999%
トェルブナインが望まれる状況です

また先に挙げた純度の違いが半導体生産の
歩留まりなどに影響を与え始めています

却って生産コストが高まる

韓国が「日本依存克服」の代表的な事例に挙げる
超高純度気体フッ化水素(エッチングガス)を
最近、SKマテリアルズが超高純度
エッチングガスの開発に成功したが、日本製品
より純度の面で品質が落ちるとされる

サムスン電子の幹部が「日本から安定調達できれば
不要な措置だった」と語った
低純度の活用を増やすと以前より不良品が増え、
生産コストが高まったという指摘もある/日経より

また日本の素材メーカーはステラケミファは
営業利益が前期比31.7%減、ダイキン工業は
3.9%減となるなど日本メーカーがシェア減らし 
利益が減ったのは事実ですが これも韓国企業が
とって代わったわけではなく主に台湾と一部は
中国製に置き換わった状態です

更にEUVフォトレジストなどの生産も結局 
日本企業などが韓国に工場を造る方向に
なってきています

日本企業、韓国で「EUVフォトレジスト」の生産

TOK韓国法人で生産したEUV用フォトレジストは、
サムスン電子半導体工程に適用テストが行われて
いると伝えられた。

業界によると、TOK側は国内のある媒体にTOKグループ
TOK先端材料株式会社でEUV用フォトレジストを製造して
おり、製品を適時に提供することができる内容の
書面を送った。

この他にもディポンなど海外頼みの部分が
多く見られます

フッ化ポリイミドは日本シェアが高まる

また絶縁材や基盤 ディスプレイス等に
使われるフッ化ポリイミドは日本のシェアが
規制前より僅かに増加するなどしています

主な三製品について まとめると次のようになります

〇液化フッ化水素やファイブナイン等の製品は
 日本がシェアを下げ 韓国や台湾製になったが
 超高純度エッチングガスは 日本に及ばない

〇EUVフォトレジストは日本企業が韓国で生産の方向

〇フッ化ポリイミドは逆に日本シェア増加

この様に韓国側の勝利宣言は ちょっと口先だけと
いえるでしょう 

ウリナラに
:     ∧_∧造らせないように対抗してるニダ! 
     <丶`∀´> ∧_∧ 
    / \/ )<丶`Д´>ウンウン、いつ裏切るか 
   /  \___//     \ わからないのに使うなニダ!
  _.|   | / /\_ _ \ \_____ 
  \   ̄ ̄(__ノ \     \__)  
  ||\             
  
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