2019年10月28日月曜日

中共のソロモン諸島軍事化計画 無効宣言でとん挫へ 


懸念されていた中国によるソロモン諸島の
島75年間賃借して軍港を作る計画ですが
いったん 白紙に戻りました

ソロモン諸島の島丸ごと賃貸、
中国企業の契約は「無効」現地政府


南太平洋の島しょ国、ソロモン諸島の
首相府は同国のセントラル州が中国国営の
「中国森田企業集団(China Sam Group)」と
交わしたツラギ島全体の賃貸契約について、
違法であり「直ちに破棄せねばならない」と
する声明を発表した。

声明は、州政府にツラギ島に関する契約を
締結する権限はないと断じている。
ツラギ島の入り江は水深が深く軍港として
理想的だ。

さらに、中国森田はソロモン諸島における
外国投資家資格を得ていないと指摘し、
ジョン・ムリア法務長官が承認していない
契約は無効だと結論付けた。

セントラル州が中国森田と「戦略的提携契約」を
結んだのは9月22日だが、この事実は今月初め、
同契約の写しを入手したメディアが報じて
初めて明らかになった。
これに先立ちソロモン諸島は中国と対立する
台湾と断交し、9月21日に中国と正式に国交を
樹立している。

見事なサンゴ礁の続くツラギ近海の海底 


ツラギ島は面積約2平方キロメートル、人口およそ
1200人の小さな島。
第2次世界大戦の激戦地の一つとなった。

セントラル州と中国森田との契約は、ツラギ島での
石油精製所開設が目的とされている。
だが、米国とオーストラリアは、中国が軍事基地と
して兼用する恐れがあると懸念を示している。
 AFPより

今回の決定で 中国の軍港建設の思惑はひとまず
外れたわけです
こうした小さな国に中国の巨大な勢力が入れば
一気に中共化が進む恐れがあります


ソロモン諸島賃貸 米国防長官が「無効」宣言を称賛


エスパー米国防長官は南太平洋・ソロモン諸島の
地方自治体が中国企業と結んだツラギ島の
長期賃貸契約をソロモン諸島政府が「無効」と
宣言したことを「称賛する」との声明を発表した。

エスパー氏は、同国政府の宣言は「(ソロモン諸島の)
主権と透明性、法の支配を強化するもので、重要だ」と
強調。また、「太平洋の多くの国々が、
中国による経済と軍事をテコとする影響力の拡大は
多くの場合、各国および国民に有害であることを
非常に遅まきながら気がつき始めた」と指摘した。
サンケイより


各地に進出中の中共海軍

この他にも 南シナ海やアフリカ ジブチなど
中共軍が各地に進出しているのは周知のことと思います


特に南シナ海の人工要塞島には対空ミサイルから
H-6爆撃機が離発着できる大きな滑走路まで整備され
いつでも 戦闘に使用できる状態となってきています


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